
7月下旬、大阪・関西万博へ2日間の日程で行ってきた。近未来の社会を想像させる最新テクノロジーの数々と、大変な暑さが記憶に残る万博だった。
事前予約抽選で当選したシグニチャーパビリオン「いのちの未来」と「未来の都市」、人気の日本館とパソナ館、そして水上ショー「アオと夜の虹のパレード」のほか、当日比較的スムーズに入れたいくつかのパビリオンを見てきた。

生ごみから水をつくる「循環」をテーマにした日本館をはじめ、各パビリオンでは街づくりや交通、医療や農業などさまざまな分野で最新テクノロジーを駆使した近未来像を提示していた。人々が暮らす社会がこんなふうに変わるのかと想像した。それらの一つでも二つでも、いつか現実に見てみたいな、体験してみたいなとも思う。




楽しみにしていた水上ショーは圧巻だった。生き物の命を育んできた水と空気を主題にした物語を、水のスクリーンに映し出される映像や音楽、躍動する噴水や炎を使って展開。見事なエンターテインメントだった。直後の打ち上げ花火も豪華で、猛暑の中、万博にやって来た甲斐があった。ショーの後、会場を後にする人たちの顔も満足げに見えた(人気テーマパークのアトラクションでも、得てして冷めた表情で出てくる人たちとすれ違うことがある)。


2日間とも午前11時ごろ入場したが、ゲート前は日傘で埋まった。ほとんどのパビリオンで炎天下、長時間並んで待つ長蛇の列ができていた。当日予約も試みたがほぼ空きはなく、事前予約がないと入館は厳しいなという感じだ。日差しを避け、大屋根リングの下で休めるベンチもほぼ満席状態だった。

でも、これも万博の一側面で、人を引き寄せる万博イベントの魅力の証左なのかもしれない。大屋根リングに上がると見晴らしがよく、海風が心地よかった(一周するにはあまりにも長くて歩けなかったけれど)。

広い会場を汗だくで歩き回った。水で濡らした冷感タオルもすぐに乾いた。ペットボトルに水を汲めるスポットがあちこちに設けられていたが、出てくる水は冷たくなく、自販機で何度も飲料水を買うことになった。歩数計をみると1日目は2万4000歩、2日目は1万7000歩を数えていた。


この万博のテーマは「いのち輝く未来社会」だ。

55年前の大阪万博を小学生当時に見た還暦すぎの身としては、暑さばかりが先に立ち、人類が直面する気候変動に考えを巡らす余裕はとてもなかったけれど、この万博を訪れた子どもたちが、暑かった思い出とともに、地球の温暖化や限りある資源、そして何よりも世界の平和について少しでも思いを寄せる場になっていればいいなと願いたい。






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