
初めて訪れた「あいち航空ミュージアム」は、愛知県豊山町の県営名古屋空港の隣接地にありました。世界中、海を越え、多くの人や物が移動する時間を大幅に短縮してきた飛行機。開発の歴史や、果たしてきた役割を知り、飛行機、そして空への想いが高まる機会になりました。
入場するとまず、15世紀にレオナルド・ダ・ヴィンチが考案したヘリコプター「空気スクリュー」の大型模型が出迎えてくれました。

鳥のように空を飛びたいという思いは、ダ・ヴィンチよりずっと前の時代から人類に引き継がれてきたものです。ライト兄弟が世界で初めて有人動力飛行に成功したのは1903年のこと。以来1世紀余りなのに、より速く、より長く飛べる、あるいは大量に輸送できるといった飛行機を目指し、この間の航空技術の発展は驚異的だと感じます。

「名機百選」の展示エリアには、日本の航空史に名前を刻んだ100種類の名機の25分の1スケールの精密模型が一堂に陳列されていました。
戦闘機あり、旅客機あり、大小、設計はさまざま。それぞれに当時の時代を反映する開発ストーリーのある飛行機やヘリコプターですが、いずれも技術者たちの心血が注がれたものに違いありません。
展示では、模型ばかりでなく実物も見られました。戦後初の国産旅客機で、昭和37年に名古屋空港から初飛行に成功した「YS11」や、警視庁の大型ヘリ「EH101」などの実機です。乗り込める機体もありました。
ミュージアム屋上の展望デッキに出て、名古屋空港を離発着する旅客機やセスナ、ヘリコプターを写真に収めました。名古屋空港は、航空自衛隊と共用で使われており、整列した大きな自衛隊機も滑走路の向こう側に見えました。

子どもたちが、間近で眺める飛行機に大きな夢を抱いてくれるといいなと思います。鳥のように空を飛びたいという好奇心は、これからも人類の変わらぬDNAでしょう。
空飛ぶ自動車の実用化も、そう遠くない将来のようです。地上の構造物より上の未利用空間(宇宙も含め)を活用する時代がやって来そうです。
フライトシミュレーターでのパイロット体験にも挑戦してみましたが、なかなか難しく、思うように操縦できませんでした。️☆一つの結果表示に苦笑いしました。
訪問した日は割引料金になっていて、一般1人800円(通常1000円)で入場できました。来年3月まで割引を実施しているそうです。
あいち航空ミュージアムは、商業施設「エアポートウォーク名古屋」と連絡通路でつながっていて、ミュージアムの見学や参加体験の合間に、買い物やランチをして再入場ができました。気分が変わったり、時間を有効に使えたりします。商業施設なので、大きな無料駐車場もあり、一日楽しめる複合施設でした。
エアポートウォークのフードコートからも行き来する飛行機を見られるのは、ここならではです。
愛知県と岐阜県は、三菱重工や川崎重工をはじめ、中小企業を含め、航空宇宙産業の集積地です。先の大戦における戦闘機開発の歩みが、その土台になっているのだと思います。不幸な歴史を経て、培った技術は蘇り、進化しながら受け継がれてきました。YS11のような名機を、この地から再び羽ばたかせてほしいと願います。
岐阜県各務原市には航空自衛隊岐阜基地が立地し、近くにある「岐阜かかみがはら航空宇宙博物館」も人気だと聞きます。一度訪ねてみたいと思っています。


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