松本潤さん主演のNHK大河ドラマ「どうする家康」が1月8日から始まります。
愛知県三河出身の徳川家康。出生の城が岡崎市にある岡崎城です。日本100名城になっており、岡崎公園内にあります。
放送開始を前に年明け早々、初めて訪れました。城は展示改装のため休館中であることは承知の上で。

今の岡崎城は昭和34年に再建されました。高い石垣と深い外堀に囲まれた3層5階建ての平城です。
城に隣接して龍城(たつき)神社が祀られていました。ご祭神は家康とその四天王の一人、本多忠勝だそう。社記によると、家康が産声を上げた時、城楼の上に雲を呼び風を招く金鱗の龍が現れたといいます。岡崎城の別名は龍城です。

天下人にあやかって多くの初詣客が手を合わせていました。岡崎城は1月21日にリニューアルオープンし、大河ドラマ館も同時オープンする予定だそうですが、初詣客も見込んで先行オープンできなかったかなと思いました。
市内でもう1カ所訪ねたのは、松平家・徳川家の菩提寺である大樹寺です。

岡崎城の天守閣と、大樹寺の総門・三門・本堂は南北一直線上にあり、寺門から覗くと、3キロ先の岡崎城をぼんやりと見通せました。反対に、今回入れませんでしたが、城の展望台から大樹寺を望むことができるようです。

家康19歳の時。桶狭間の合戦で今川義元が織田信長に敗れ、今川方だった家康は、大高城から大樹寺へ逃げ帰り、先祖の墓前で自害しようとしましたが、住職の登誉(とうよ)上人がとどめ、「厭離穢土 欣求浄土(おんりえど ごんぐじょうど)」の教えを説いたそうです。

ご本尊の阿弥陀如来を祀った本堂に、その意味が分かりやすく説明してありました。
穢土とは、けがれた国土(戦国の世の中)、浄土とは、誰もが平和に暮らせる世の中のこと。登誉上人は家康に、浄土の世の中を目指せと説法したのだと。
この言葉は、家康の旗印として知られています。信長、秀吉、家康をはじめ、生きるか死ぬかの勢力争いを繰り広げた戦国武将の意志の根っこに、天下統一による平和を希求する強い思いがあったのでしょうか。
その願いは、明智光秀を描いた3年前の大河ドラマ「麒麟がくる」の原点にも通じているような気がします。
史上稀な260年にわたる天下泰平の礎を築き、長命の75歳で没した家康。大樹寺には家康ら徳川歴代将軍のお墓があり、家康の波乱の生涯に思いを巡らせ、手を合わせてきました。
1月8日には松本潤さんら大河出演者が岡崎市を訪れ、観客と一緒に「どうする家康」の初回を見るイベントかあります。観覧応募倍率は196倍だったそうです。
市内には、岡崎城の鬼門封じとして創建された滝山東照宮もあります。日光東照宮、久能山東照宮とともに三大東照宮の一つとされています。大河ドラマをきっかけに、大勢の歴史ファンや松潤ファンが生誕の地を訪れることでしょう。
松本さんがこの1年を通じてどんな家康像を見せてくれるのか、「厭離穢土 欣求浄土」を唱え続けた天下人の胸中をどう垣間見せてくれるのか、楽しみです。



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