ニュース「街中にサル」

衆院選の公示を控えた祝日、名古屋市の街中にサルが現れたとテレビ各局が夕方のニュースでそろって伝えていた。何人かの警察官が現場に出て、追いかけて捕まえようとしている映像を割と長く流し、今のところけがをした人はいないが、むやみに近づかないようにと注意を促していた。

どこからやって来た個体か分からないからなのか、チャンネルを変えても横並びの、サル騒動だけの薄っぺらい内容だ。

あぁ日本は平和だなとつくづく思い、一方で日本人っておめでたいなと皮肉っぽくもなった。こんなことがニュースになるんだから。相手はクマじゃなくてサルだよ(甘く見過ぎか?)。

テレビは、中東で紛争が拡大しさらに多くの市民が犠牲になっていることや、台湾を取り囲むように中国が軍事演習を行ったことも伝えている。彼我の差を感じずにはいられないのだが、3連休の日本は秋晴れに恵まれ、本当にありがたいことに平穏だったのだ。

サルが街中に現れたことがニュースでよかったと思い直した(テレビ局の感覚はちょっと疑うけれど)。ミサイルが上空に飛んできたなんてニュースより遥かにましだ。

さて、衆院選に臨む与野党、議席を目指す人たちは、この平和な日本を守るために建設的な論戦を交わしてもらいたいと思う。折しもノーベル平和賞の受賞に値するようにと願いたい。

タレントたちがさぞかし美味しい料理を食レポするだけのグルメ番組、ほぼ同じ顔触れのタレントや番宣目的の俳優が出ているあの手この手のクイズ番組に、そろそろ嫌気がさしてきた身としては、近頃、安易なニュースも気になるようになってきた。同じような思いをしている視聴者もきっと多かろう。

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