仁和寺参拝

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今夏、京都の名刹で世界遺産でもある仁和寺に参拝した。観音堂(重文)の特別公開に合わせて初めて訪ねたのだが、居並ぶ三十三体の仏像を前に僧侶のお話を聞き、大事にしたい自分なりの気づきがあった。

堂内には、本尊の千手観音菩薩立像、両脇に不動明王像と降三世明王像、周囲に眷属(けんぞく)の二十八部衆像や風神・雷神像が安置されており、荘厳な雰囲気にしばし身を置きながら僧侶の解説を拝聴した。

僧侶によると、菩薩様はこの世で人の姿になって人を助けており、例えば、怪我をした時はバンドエイドで手当てしてくれる人に、家が火事の時は水をかけて火を消してくれる消防士になって、と。

事の大小はさておき、人に助けられてなんとか生活できている私たちが、日々出会う人たちはひょっとすると菩薩様かもしれない。 逆に、大したことはできないけれど、たまに私が人を手伝ったり助けたりすることもあるかなと考えると、その時、身を動かしているのは私自身ではなく、私の体を借りた菩薩様なのかもしれない。

僧侶は、阿弥陀如来が観音菩薩に宿ることもあると話した。そうすると、何か人のために少しでも役立っている時、菩薩様を通じて如来様と意思疎通しているということなのか。そんな貴重な機会をもらっているのかな。ならば、人に優しく、お互い支え合ってと心がけたいと思うのだ。

仁和寺は真言宗御室(おむろ)派の総本山。平安時代の888(仁和4)年の創建以来、代々皇室から住職を迎えた門跡寺院として格式が高く、かつては「御室御所」とも呼ばれたそうだ。観音堂は江戸初期に再建され、柱や壁の絵は当時の色彩を留めている。金堂は国宝、五重塔と仁王門は重文、境内の御室桜は名勝になっている。

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