
京都市左京区大原の三千院を訪ねました。雨上がりの緑がとても美しく、心に残りました。中の往生極楽院では、慈悲深い面持ちの阿弥陀三尊像(国宝)に手を合わせました。
創建は、伝教大師最澄上人が比叡山延暦寺建立の際、草庵を結んだのが始まりで、天台宗五箇室門跡の一つだそうです。
♪京都 大原 三千院 恋に疲れた女がひとり…と歌い出す、デューク・エイセスの「女ひとり」を思い出す人もいるでしょう。
客殿と宸殿(しんでん)から眺めた聚碧園(しゅうへきえん)と有清園は、梅雨でしっとりと濡れた一面の緑に包まれ、ひと目で引き込まれます。同じ緑でも濃淡があって、そのグラデーションがつくり出す独特の空間に浸ってきました。
杉木立と苔が織りなす境内をゆっくりと散策すると、自然に心が落ち着いてくるようでした。そこには愛らしいわらべ地蔵がたたずんでいました。

青もみじの季節も、味わい深い雰囲気のお寺でした。梅雨空の下、アジサイがしとやかに咲いていました。
帰り際、重要文化財収蔵施設「円融蔵(えんにゅうぞう)」にも入りました。天井には、往生極楽院の舟底型天井画が復元模写されています。極楽浄土で舞う天女や菩薩が、極彩色で鮮やかに描かれており、しばらく見上げていました。合掌




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