司馬遼太郎記念館

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3月中旬、司馬遼太郎記念館には菜の花がいっぱい咲いていました。生誕100年を機に、大阪府東大阪市にある館を訪れました。

記念館は、司馬遼太郎が住んでいた居宅の隣に建っていました。表札の前の黄色い菜の花が迎えてくれました。命日(2月12日)は「菜の花忌」といわれます。

居宅の書斎やサンルームを、春の日差しを受けた菜の花越しに外から見ることができました。ここが、司馬遼太郎が数々の作品を執筆し、膨大な資料に目を通した場所なんだと感慨に浸りながら写真に収めました。

創作の合間に眺めつつ、思索にふけったり、精神を慰めたりしたであろう庭は、雑木林のイメージで造られていました。自然の佇まいを好んだからだそうです。「ふりむけば 又咲いている 花三千 仏三千」の自筆の歌碑もありました。

庭を通って記念館に入りました。何より地下1階展示室の、高さ11メートルの壁面全体に設けられた書棚、隅々まで展示された約2万冊の蔵書に圧倒されました。館内は撮影禁止のためここでは写真はありませんが、これだけの知識が司馬遼太郎の歴史観の基礎、裏付けになっているのだと思いました。

展示室の高い天井に浮かび上がったしみが、写真に残る坂本龍馬の顔のように見えると話題になりましたが、実際仰ぎ見ると、確かにそう見えます。親友が司馬遼太郎に会いに来ているのかな。

今更ですが、司馬遼太郎は「竜馬がゆく」「坂の上の雲」「街道をゆく」「この国のかたち」など数々の小説や紀行、エッセイ、対談を残しました。
今、「司馬遼太郎が考えたこと」(全15巻)を順に読んでいます。

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