「光る君へ」

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大河ドラマ「光る君へ」にちなんで、紫式部ゆかりの地、滋賀県大津市の石山寺を訪ねました。千年の時を超えて読み継がれる「源氏物語」を、紫式部が書き始めたといわれる場所。境内には大河ドラマ館も開設されていました。

石山寺は、聖武天皇の勅願により、天平19年(西暦747年)、良弁僧正によって創建されたそうです。本堂は滋賀県最古の木造建築で、崖の上に長い柱で建物を支える懸造りという建築様式と案内板にありました。

本堂にたどり着いてすぐ目を引いたのが、堂内にある「源氏の間」です。仕えていた中宮・彰子の求めで新しい物語を作るため、石山寺に参籠した紫式部は、その際、眼下の琵琶湖に映える中秋の名月に心打たれ、源氏物語の構想を思いつき、筆を執ったと伝わるそうです。

小雨が降る中、広大な境内に配置された多宝塔や月見亭、光堂などを見て回りながら散策しました。途中、紫式部像がありました。墨の代わりに、筆の先から雨滴が滴り落ちようとしていました。平安の世、宮中に身を置き、どんな思いで、何を考えながら書き続けたのか。「桐壺」から「夢浮橋」まで54帖からなる日本最古の長編小説を綴った女流作家に思いを馳せました。

大河ドラマ館には、吉高由里子さんが演じる主人公まひろ(紫式部)が身に着けた衣装やドラマに登場する藤原道長、紫式部を中心とする人物相関図、キャストの等身大パネル、書道具などが展示してありました。

石山寺のほか、隣の京都府にも紫式部ゆかりの地が多くあります。今回は京都市の京都文化博物館で開催中の「紫式部と『源氏物語』」展を訪れ、もう一カ所、宇治市の源氏物語ミュージアムにも立ち寄って「宇治十帖」の名場面を再現したシアターを興味深く見てきました。これらを参考に、年末まで続く大河ドラマを楽しみたいと思います。

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