
「懲りないやつらめ」
信長、秀吉、家康は泉下で苦虫を噛み潰していようか。この春、初めて訪れた日光東照宮でふと思った。

ロシアのプーチン大統領が始めた対ウクライナ戦争が4年目に入ったかと思いきや、今度はアメリカのトランプ大統領が対イラン戦争を始め、世界はまさに混乱の渦中。
戦いの舞台は国内から世界へ広がったけれど、400年以上も前、有力武将たちがひたすら覇権を争った戦国時代を連想した。刀や鉄砲がミサイルやドローンに変わったけれど、赤い血が流れているのは同じこと。いや、もっともっと多い。
戦国時代と現代、時空は違えど歴史は繰り返すのだと諦めるしかないのか。
岐阜城を足がかりに天下布武を目指した信長、百姓の子として生まれ天下人まで上り詰めた秀吉、関ヶ原の戦いを経て天下統一を成し遂げた家康。戦国武将たちはなぜ戦い続けたのか。 エゴイズムからの権力争いだったのか、長い乱世を自らの手で終わらせ平和な世の中を築こうとしたのか。

翻って、現代の大国のリーダーたちは何を考えて覇権に執着し、強硬な軍事行動に移しているのだろう。平和を希求するためには戦争もやむを得ないのか。
なりふり構わぬ大国のリーダーたちを誰も制止できないでいる。次は、台湾統一を目論む中国の習近平国家主席が有事を引き起こすようなことはないだろうか、心配になってしまう。独裁者ではなく、信頼できる為政者が率いる世界を待望したい。
家康を祀った日光東照宮。墓所につながる潜門に施された彫刻「眠猫」は、強い者が弱い者を虐げることのない共存共栄の平和な世の中を表現しているそうだ。
立派な陽明門には「逆柱(さかさばしら)」があった。完璧な状態にはすぐに魔が差し始めることから、わざと1本の柱だけ逆さにして未完成を表したと説明されていた。こんな先人の知恵に学ぶことがあると思った。












今回の小旅行の行く先は、日本のランドマークになった東京スカイツリーに始まり、日光東照宮、かつて江戸城があった皇居参観まで、たまたま家康つながりになった。スカイツリーの高さは知っていたが、次に訪れた東照宮の標高も同じ634メートルだったのは何かの縁か。







皇居ではたくさんの外国人観光客も参観に訪れ、英語や中国語、スペイン語などで説明を聞いていた。桜が咲き始めていた。完璧ではない世界の平和を願うばかりだ。









コメント